そこの奥様、と声をかけられ...

41歳、バツイチ 中2の娘、仕事はフリーランス

 

いいんですよ、別に..

(この「別に」という言葉には決してポジティブな意味合いは

 含まれないことが多い。」)

というのも、今日の午後の出来事。

とある雑貨やコスメ系を置いているショップに

友人の誕生日プレゼントを買いに行った時のこと。

予算はお気持ち程度の1000円前後。

ヘッドスパ気分味わえるというか、頭がぞわぞわーとする

キッチン用具の泡だて器のような形のストレス解消グッズを

チョイス。この年になると、どうも”健康”やら”美容”、

もしくは”ウケるもの”を選びがちに..

 

さてと、無事にプレゼントもゲットしたことだし、

時にはキャンメイク以外のアンチエイジング的な

コスメでも見てみるかっ!と鼻息荒めで

店内を物色開始!

そしたら、一画でお茶の試飲販売をしている模様。

試飲ってなんだかうれしいもんですよね~

(とかく、カルディの試飲コーヒーがたまらなく大好き)

さりげなく近づき、え?試飲されているんですか?

といったわざとらしい顔つきで近づいた、その時!!!

 

「奥様もどうぞ!」

 

(お、奥様?)

 

後ろを見ても誰もいない、そう、

その若い店員は確実に私を見て

「奥様」と呼びかけたのである。

 

いや、いいんですよ、別に..

しかし、この上ない違和感と若干の嫌悪感を

感じたのも事実。

これが私が結婚していたら受け取り方も

多少違ったのかもしれない。

正真正銘の”奥様”ですもんね..

しかし、素直に聞き入れきれなかった私は、

どこかで自分はおばさんじゃない、

って思っている証拠なのではなかろうか..

あー、老いはあらがえないのに、

若い子から見たら、

まぎれもない”奥様”と呼ばれて何も不自然ではないのに、

どーこーかーで、あきらめていない自分が

いるんですよね..

にこやかに試飲のお茶の紙コップを渡す、

肌がぱーんと張った20台前半と思われる

若い店員の女の子。

「ありがとうございます~」と

負けじと笑顔で受け取る、抗う41歳。

 

そっと、ほうれい線の溝に入り込んだ

ファンデーションの筋をぬぐったのでした。

 

でも、世の若い店員さんよ、

”確実におばさん”に見えても、

「お客様!」と呼んで間違いなし!!

そこんとこ、よろしく頼みます!

 

また、41歳の哀愁、つらつらとつづっていきます。