そこの奥様、と声をかけられ...
いいんですよ、別に..
(この「別に」という言葉には決してポジティブな意味合いは
含まれないことが多い。」)
というのも、今日の午後の出来事。
とある雑貨やコスメ系を置いているショップに
友人の誕生日プレゼントを買いに行った時のこと。
予算はお気持ち程度の1000円前後。
ヘッドスパ気分味わえるというか、頭がぞわぞわーとする
キッチン用具の泡だて器のような形のストレス解消グッズを
チョイス。この年になると、どうも”健康”やら”美容”、
もしくは”ウケるもの”を選びがちに..
さてと、無事にプレゼントもゲットしたことだし、
コスメでも見てみるかっ!と鼻息荒めで
店内を物色開始!
そしたら、一画でお茶の試飲販売をしている模様。
試飲ってなんだかうれしいもんですよね~
(とかく、カルディの試飲コーヒーがたまらなく大好き)
さりげなく近づき、え?試飲されているんですか?
といったわざとらしい顔つきで近づいた、その時!!!
「奥様もどうぞ!」
(お、奥様?)
後ろを見ても誰もいない、そう、
その若い店員は確実に私を見て
「奥様」と呼びかけたのである。
いや、いいんですよ、別に..
しかし、この上ない違和感と若干の嫌悪感を
感じたのも事実。
これが私が結婚していたら受け取り方も
多少違ったのかもしれない。
正真正銘の”奥様”ですもんね..
しかし、素直に聞き入れきれなかった私は、
どこかで自分はおばさんじゃない、
って思っている証拠なのではなかろうか..
あー、老いはあらがえないのに、
若い子から見たら、
まぎれもない”奥様”と呼ばれて何も不自然ではないのに、
どーこーかーで、あきらめていない自分が
いるんですよね..
にこやかに試飲のお茶の紙コップを渡す、
肌がぱーんと張った20台前半と思われる
若い店員の女の子。
「ありがとうございます~」と
負けじと笑顔で受け取る、抗う41歳。
そっと、ほうれい線の溝に入り込んだ
ファンデーションの筋をぬぐったのでした。
でも、世の若い店員さんよ、
”確実におばさん”に見えても、
「お客様!」と呼んで間違いなし!!
そこんとこ、よろしく頼みます!
また、41歳の哀愁、つらつらとつづっていきます。